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食物アレルギーとは?
食物アレルギーとは、ある特定の食物を口にしたり触れたりした時にアレルギー反応がでてしまう事をいいます。
原因となる食物は、卵・乳成分・小麦などが3大アレルゲンとされ、その他にも大豆・そば・ナッツ類など数多く存在します。
症状としては、蕁麻疹・発疹・腹痛・目のかゆみ・喉の痛みなどがあります。更に酷い症状としては、この症状に加え、嘔吐・下痢・呼吸困難・血圧低下などの症状が引き起こされる『アナフィラキシーショック』などがあります。
ポイント
アレルギー反応かな?と思ったら。
酷い湿疹や、ゼイゼイとした咳、ある特定の食べ物を口にしたときに顔が赤くなる、などの症状が出た時、アレルギーかな?と感じるはずです。そんな時は病院に行くと思いますが、先生によってアレルギーの知識が違います。幸運にもアレルギーに詳しい先生に初めに診てもらえれば改善への道は短くなり、不運にもアレルギーに詳しくない先生に診てもらえば治りも遅くなってしまう可能性もあります。
どうしたらアレルギーに詳しい先生に出会えるのでしょう。
ココに注意
とにかく近所の小児科をみてまわったり、かかりつけ医にのみ診てもらう。これは、運にたよることになります。早い段階でアレルギー専門医に出会えたら良いですが、そうでない場合は治療を始める期間を遅くしてしまいます。なので、緊急を要する場合でない時はおススメしません!
「日本アレルギー学会」に登録している専門医リストをみて探すことをおすすめします
アレルギーや臨床免疫を研究のテーマにしている医師によって構成されている「日本アレルギー学会」という団体があります。
こちらのホームページには、全国のアレルギー指導医、専門医のリストが掲載されています。
高い水準でアレルギー疾患の診療を行う能力のある医師をアレルギー専門医として認定しているので、信頼のおける医師を探すことが出来るのです。
アレルギー改善のために家で出来る事
アレルギー専門の医師に出会えたとしても、生活習慣の改善や、お家の方の努力がなければアレルギーは良くなりません。
と言うのも、アレルギー反応の始まりはは肌からの刺激だそうです!
なので、まずは原因のアレルゲン物質と肌の接触を極力避けなければなりません。
アレルゲンに触れさせない。触れたら石鹸でよく洗う
例えばお子様が卵アレルギーがあるならば、卵料理を作った手や調理機はすぐに石鹸でよく洗いましょう。
また、兄弟がいる場合は、こぼしたり手につかないように食べさせる。または家族でアレルゲン物質を除去し、食べないようにする。
こうする事により、肌からの刺激が少なくなります。
肌の保湿の徹底、湿疹などが出来たら即座に対応する
肌からの刺激がアレルギーを引き起こします。 もしも肌が乾燥していたり、荒れていたりすると肌のバリアがくずれ、アレルゲン物質が入りやすくなります。肌は毎日保湿クリームを塗り、石鹸も刺激の少ないものにするとよいでしょう。
また、湿疹ができた場合は即座に医師に診てもらいステロイドなどのクリームで治療しましょう。小さな子供にステロイドを使うことを躊躇する方もいるかと思いますが、ステロイドを使う事よりも肌荒れの方がお子様のアレルギーに悪影響です。
かかりつけの医師と相談し、ステロイドとはうまく付き合っていくことをおすすめします。
肌着・洋服選び
子どもの肌に優しいオーガニックコットンの肌着や、なるべく綿100%の肌に優しい肌着を選びましょう。
そして、服についているタグは綺麗に取る事をおすすめします。ほとんどのアレルギー体質の子どもは肌が敏感です。特に首後ろのタグは取ってあげると刺激がなくなり、肌トラブルを減らす事が出来ます。
ゴムが痒くなりやすい、汗を吸収しにくいなどの洋服は肌トラブルの原因になるので避けましょう。
適度な運動・十分な睡眠
睡眠が足りないと免疫機能が低下してしまします。
質の良い睡眠を取るためには、適度な運動はかかせません。昼間は体を動かしてのびのび遊ばせ、夜は早い時間に寝る。
そして寝ている間に分泌される※副腎皮質ホルモンは、アレルギー症状を抑えてくれる働きがあります。もしもアレルギー症状が出ても、症状を抑えてくれるのでアレルギーが軽くなっていくケースも多いのです。
※副腎皮質ホルモンとは、皮膚炎の治療に使われるステロイド剤に含まれています。ステロイドは人工的に作られたものですが、本来、副腎皮質ホルモンは人の中の副腎で作ることの出来るホルモンです。
アレルギーを引き起こしやすい添加物に注意する
添加物は日常にあふれています。添加物とは自然の中に存在しない物質を人間が作ったものです。小さな子供には負担になることがあり、免疫のバランスがくずれて、アレルギー反応を引き起こしたりする原因にもなります。100%取らないことは難しいですが、接種量を減らす事はできます。食物アレルギーのある方ならいつも成分表を見ていると思うのでご存じかと思いますが、スーパーで売っているほとんどの食品に添加物は使われています。同じ食品でも添加物の多いもの、少ないものとありますのでなるべく添加物の少ないものを選ぶようにしましょう。
昔ながらの食べ物や、乳酸菌の入った食べ物を食べる
乳酸菌は腸内環境をよくする働きがあり、アレルギーの改善にもつながると言われています。
ヨーグルトはもちろんの事、乳製品アレルギーでも乳酸菌の入った食品は沢山食べる事の出来るものがあります。ぬか漬け、味噌、納豆、などです。その他にも子どもでも食べられるサプリメントもあります。
お子様でも始められるサプリメント「アレルケア」
アレルケアはアレルギーを改善してくれると期待できる乳酸菌の入ったタブレットです。お子様の体に合えば症状の改善も期待できるかもしれません。
まとめ
子どもの食物アレルギーは可哀そうで、近くでみている親としては辛いものです。
しかし、正しい知識と家の中で出来る努力により改善へ向ける事の出来るものだと思います。
私の息子は卵を食べてアナフィラキシーショックになりましたが、今では何個でも卵を食べられるようになりました。
他にも乳製品アレルギーでもあるのですが、病院で経口負荷試験を繰り返し、もう少しで100ミリの牛乳が飲めそうです。
子どもの食物アレルギーは改善していきやすいものと言われています。それには親御さんの努力が必要になってくると思います。
大変な事、心苦しいこと、心配事も沢山あると思います。
しかし、アレルギーを辛いものとだけ考えず良い方向に見る事も出来ると思います。私は息子のアレルギーを通して、健康的な食生活、添加物の少ない食品を食べる習慣が自然とつきました。というのも、卵と乳製品アレルギーですから、ほとんどの加工品が食べられないのです。卵と乳製品の入っていない食品を見つけるのは至難の業です。なので手作りのものを食べるしかなかったのです。甘いおやつも昔ながらの和菓子しか食べられませんでしたので、自然と添加物の多い洋菓子を食べなくなりました。
たまに食べたいケーキなどは手作りで一緒に作ったり、色々な事を工夫していく中で親子の絆も深まったと思います。
初めてオムライスを食べた時は、涙が出るほど嬉しかったのを覚えています。
アレルギーは病気ではありません。 皆さんのアレルギーが少しでも改善出来たらと思います。
一緒に頑張りましょう!