日本は世界的に見ても、睡眠時間が足りていないといわれています。あるデータによると30か国中、日本人の睡眠時間は最下位です。
ランキングで分かる通り、日本人の睡眠時間は短いと言えます。そして、イタリアのお隣の国フランスは平均睡眠時間が約8時間半と長いそうです。ヨーロッパ諸国の睡眠時間は、アジア諸国の平均睡眠時間より長いと言われ、日本人はもう少し寝た方がいい!なんて記事をたまに目にします。
では、イタリアの睡眠事情はどうなのでしょう。。
目次
イタリア人は子どもでも夜中まで起きている子が多い?!
イタリア人の時の流れ方は日本人とはかなり違います! そのため、日本では考えられない時間まで子ども達が起きていたりします。
もちろん、学校の前の日は早く寝ますが、夏休みなどの夜の時間の過ごし方にはカルチャーショックを感じました。
まず、夕食が遅めです。イタリアの平均的な夕食の時間は夜8時以降です。
大体、レストランのオープン時間も夜7時以降と遅め。夏であれば、夜9時に公園に行くと沢山の子ども達が遊んでいる姿も見られます。
その他、お祭りや花火大会も日本では考えられない程遅い時間から始まったりもします。
夏休みの期間などは、夫の親戚の子ども達も12時まで起きているのが当たり前のように過ごしていました。
日本でも盆踊りがある日は、夜9時頃まで子ども達が公園にいたりしますが、イタリアでは9時からお祭りに行って夜中まで遊ぶなんてのも普通だったりします。
お昼寝の文化 (シエスタ)
シエスタというお昼寝の習慣は聞いたことのある方が多いのではないのでしょうか。
シエスタとは、スペイン語でお昼寝の習慣をいいます。イタリア語では「Pennichella」ペニケッラと言います。
だいたい午後2時頃から4時頃まで、お昼寝をしたり、家でゆっくり過ごすのが普通です。
子ども達も、お昼寝をしたりしてゆっくり過ごします。なので夜遅い時間まで起きていても大丈夫なのかも知れませんね。
イタリアではお昼ご飯が一番大切なご飯です。お昼は家族そろって、コース料理を食べます。コース料理と言ってもお母さんが料理をふるまう家庭料理です。しかし、一般の家庭でも、前菜、ファーストディッシュ、セカンドディッシュがあるのが当たり前。お母さんは大変ですが、家族そろってお昼ご飯をゆっくり食べる事を中心に、一日が動いている様な気もするほどイタリア人にとっては大切な時間です。
仕事の休憩もその分長く、一度家に帰ってお昼をとります。銀行や郵便局でさえその時間はお店が閉まります。大体、朝の8時から13時までオープンし、その後シエスタの時間は町が静まりかえります。そして夕方4時頃からお店が開き始めるといった具合に時が進みます。
学校も、日本の様に給食やお弁当がなく、お昼までには帰宅し家族でご飯を食べます。午後はその分、沢山出された宿題があるので親戚の子も宿題を頑張っていました。
イタリア人の時の流れ方
今まで話してきたように、イタリアでは日本と全く違う時の流れ方がある事が分かっていただけたと思います。
夏のイタリア、特に南イタリアは太陽がサンサンと照り付け、午後の時間は外で何かをすることなどできない程暑くなります。
その為、暑くて作業効率が落ちる午後の時間帯をお昼寝して過ごし、涼しくなってきた頃に活動再開する。理にかなった方法だと思います。
その分、夜は長く楽しい時間を過ごす。日本では考えられない時間の流れ方ですよね。
まとめ
- イタリアでは、長い休みの期間は遅寝の子どもが多い
- お昼寝習慣がある
- お昼の時間帯は家でゆっくりが基本なので、その分夜に活動する
この様に、文化によって睡眠事情はさまざまです。
日本では、子ども達は9時までに寝た方がいいと言われますが、イタリアでは少し違いました。
今日はイタリアについてお話しましたが、世界にはもっと違った睡眠事情や文化が存在すると思います。
頭のいい子のリビングには、地図・図鑑・辞書が置いてある。そうです。
このような文化の違いの話をしながら、世界地図を一緒に見る。そこで世界に対する好奇心や、地図を好きになる、そんなきっかけになればと思います。
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