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頭のいい子の家庭では、どんな教育をしているのか

サニー
今日は東大生など、名門校に行ったり、事業で成功している人たちの子どもの頃ってどんな事をして育ったの?という疑問について深堀りしていくよ!
きっと、ずー--っと勉強してたんだと思う!
はな
遊ぶ時間なんてないはずだよ。勉強、勉強の毎日で机にかじりつきのはずさ。僕もがんばらないと、、
たろう
サニー
本当に小さな子どもが机にかじりつきの毎日だったのかな?それぞれの家庭にはある特徴があるそうなんだ。その特徴を見て行こう!!

頭のいい子の家庭のリビングには本棚がある

東大を卒業するような子の家庭のリビングには、かなりの確率で本棚があるそうです。

本棚には、絵本など子どもの興味をくすぐる本はもちろんの事、両親の仕事関係の難しい書なども一緒にきれいに並んでいて、興味があればすぐ手に取ってみる事が出来る。そう、こんな環境が子ども達にとって良いのです。

サニー
具体的には、こんな本を置くといいよ。

図鑑

図鑑、と聞くと小さな子どもにはまだ早いと思う方もいるかも知れません。しかし、図鑑に触れるのは早ければ早いほどいいのです。

子どもが小さなうちは、ただ眺めるだけ。絵や写真を見るだけでも楽しむことが出来ます。親が読んであげるのもいいですね。

例えば、動物の図鑑を見たあとに動物園に行きます。

その時に「本で見た動物だ!」そんな言葉がでたら大成功です。つかさず、「家に帰ったらどんな特徴があるか本で見てみようね。」などと言ってあげましょう。

図鑑を見れば面白い事がのっている。そう思ってもらえたら良いのです。

図鑑は色々な種類のものが出てきますから、興味がありそうな物から用意するのもいいですし、ただ揃えて置いて置くだけ。それでもいいのです。動物図鑑や植物図鑑、昆虫図鑑などは身近なところで本物を見る機会が多いもの。子どもが自分から手に取って図鑑を見なくても、綺麗なお花を見たら、何て名前の花かな?と親が自然に図鑑を手に取って探す姿を見せるだけでもいいのです。子どもは、図鑑を見れば知りたいことが知れる。楽しい。そんな印象を持ってくれるだけでもその後の勉強に繋がります。

小学生に上がり、理科の授業が始まった時に、あ!図鑑で見たことがある。知ってる!楽しい! そう思う事ができれば、難しい理科の授業も楽しくスムーズにこなしていく事が出来るでしょう。

図鑑で何より大切なことは、無理やり読ませない。大人が楽しく読む所を見せること。

地図

日本地図

地図は、小さな子どもにとっては興味をそそらないものかも知れません。

しかし、親の少しの声掛けで楽しく見る事ができるものなのです。

例えば、旅行に行ったら地図上ではどこにあるのか、そんな小さな事から見て行くのもいいですね。テレビで見て綺麗な場所、行ってみたいところ、例えばディズニーランドはどこにあるの? そんな事でもいいと思います。

近年ではお風呂で見れる日本地図や世界地図、パズルなどがあります。初めは地名など覚えなくて良いのです。ただ、見たことがある形、聞いたことがある。だいたいの距離感。それだけ分かっているだけでも素晴らしい事です。

少し大きくなってきたら、ゲームをするのも楽しいです。例えば、

  • 「山」が入っている都道府県は? などと言って探すゲーム。徐々に難しくしてみるのも面白いです。「崖」が入っているのは?→ A. 佐賀県 大人でも難しいとより楽しく、集中してできます。
  •  世界地図を見て、ペンギンが住んでいるのはどこだ? オーロラが見える場所は? →このゲームから何故?が生まれれば図鑑を開いて親子で探してみるのも楽しいです。
  • 地球儀などあれば、日本の反対側の国はどこだ? 一番大きな国はどこだ? そんなゲームもいいですね。地球儀は世界の位置関係や大きさを立体的に見る事が出来るので、とてもおススメです。

全く興味を示さなければ、地図をトイレなどの目につく場所に貼るだけでも良いです。大切なのは、見たことがある。その気持ちです。小さなうちから地図に触れていれば、その後の社会科の勉強をスムーズにしてくれることでしょう。

 

辞書

辞書

まだ文字の読めないうちからも、家には辞書があり、わからない言葉などは大人が積極的に辞書を引いて調べる姿を見せる。そんな事がその後の国語学習への興味・関心への道を作ります。

ただ、大人が辞書を使っている姿を見せるだけでもいいと思います。文字が読めるようになれば、ゲーム形式で辞書を楽しむことをお勧めします。例えば、

  • しりとり→子どもは辞書を見ながらのハンデ付き。大人は辞書を見れないルールを作ってやってみると盛り上がります。
  • 連想クイズ→辞書を見ながら、少し難しい言葉を引き出します。例えば、産まれたばかりの赤ちゃんが最初に出す泣き声をなんという?などです。普段あまり使わない言葉をたまに入れれば、語彙力も上がります。
  • 子どもの何で?に対して、一緒に辞書を引いて探すのもいいです。探したところには鉛筆などで印を付けたりすると、こんなに調べたという満足感にも繋がります。

やはり、楽しむ事が一番のポイント。辞書を引くのは楽しい。便利。そう思わせる事が大切です。

大人向けの難しい書籍

これは、置いているだけでも良いです。ただ、大人が読んでいる姿を見せる事が大切。

難しい本は、子ども達には全く訳の分からないもの。しかし、大人が興味を持ち読んでいる姿を見ればたまには中身を目にする事もあるかも知れません。高校受験、大学受験を控えた時に、あー、そういえば昔こんな難しい本を親が読んでいたな、と思い出すだけでもその難しい事柄も、苦手ではなく懐かしい思い出になります。それだけでも、その後の勉強などをする際のモチベーションが違ってくるのは明らかですよね。

漫画本

漫画と聞くと、良い印象がない方もいるでしょう。しかし、漫画を読むことは時に、文字だけの本を読むよりも文字数や知識の数が圧倒的に多い事があります。 例えば、「鬼滅の刃」を読むとします。すると全巻で23巻です。楽しい。読みたい。その心のまま最後まで読み進めれば、トータルで読んでいる文字数はかなりのものになります。低学年の子どもには難しい漢字、言い回し、言葉も沢山出てきます。

この様に、漫画を読むことに利点も多いのです。

お勧めの漫画はドラえもんです。ドラえもんは楽しいだけでなく、高学年になってからも楽しめる工夫や、更には科学シリーズ、歴史シリーズ、英語、算数など勉強に繋がる作品も多数あります。お子様がドラえもん好きならぜひ、ドラえもんの漫画を買ってみて下さい。

サニー
読書好きにな子の親は、みんな本が好きな人ばかり。お母さん、お父さんが楽しく読書をしている姿を見せる事が一番大切だといえるよ!

ほめ上手・優しい声掛け・話を聞く姿勢

頭のいい子の親は、ほめ上手です。

やみくもに褒めるのではなく、声のかけ方が上手かったりします。そして、よく子どもの話に耳を傾け、子どものなんで?という疑問に付き合う姿勢があります。

褒めるときは結果を褒めるのではなく、その過程を褒めてあげましょう。

例えば、子どもが運動会で一位を獲ったとします。あなたはどう褒めますか?

もちろん、一位おめでとう!素晴らしいね!も良い声掛けです。さらにもう一言、頑張って練習したもんね。などと、頑張った過程を褒めてあげましょう。結果だけ褒められ続けて育つと、結果が全てだと思ってしまう子もいます。頑張っても結果が出なければ評価されないと思い、自己肯定感の低下につながりかねません。必ず、がんばった、努力した、工夫したなどのプロセスを褒める心がけをして下さい。

発明家のエジソンの母親はほめ上手、声掛け上手であったそうです。例えば、幼いエジソンがガチョウは何故卵の上に座るのか?という質問に対して、エジソンの母親は雛を育てるためだと丁寧に説明します。やってみなければ気が収まらないエジソンは、実際に卵を温めて育てようとしました。しかし、人間の体温と管理では育つわけがあしません。結果、雛がかえることはなくエジソンは人間の体温ではダメなのだと学びます。

この様に、言葉でダメ。育てられない。などと初めから否定せず、実際に体験させて失敗させる。こんな事から子どもは学び、そして新たな疑問が生まれたりします。私たちもエジソンの母親の様に、心広く見守る子育てが出来たら、子どもは伸び伸び育ち才能を発揮してくれるかも知れませんね。

勝負好きにする

負けず嫌いは受験をする上で、大きな力になります。

また、家庭の中で沢山勝負をしてきた子は、負けると悔しい! 勝つと嬉しい! 勝つためにはどうしたらいいのか、考える様になります。

現在、一番必要とされている力は思考力です。この考える力をつける事。これが子ども達の未来にとても重要な力となるのです。有名学校に合格する子=厳しい受験を勝ち抜いた子 のほとんどは、自分で考える力を育む家庭で育っています。

この力を育てる第一歩として、家庭の中で勝負をすることをお勧めします。

具体的には、

  • ボードゲームやトランプ、かるたなどの遊び
  • ゲームだけでなく、日常の行動を勝負にする→例えば、誰が一番先にお片付けできるかな? など。

勝負好きにするために、他の子や兄弟と比べる様な事は禁物です!楽しく思考力を伸ばす様に、沢山褒めてあげましょう。

スポーツで頑張る力を育む・ゴールデンエイジに育てたい力

スポーツ、と聞くと勉強にはあまり関係のないもの。と思う方もいるかも知れません。

ポイント

スポーツをすると、厳しい受験を勝ち抜く力をつけるために、なくてはならないものを得る事が出来ます。

幼少期は体作りにとって、とても重要な時期で「ゴールデンエイジ」と呼びます。この時期にどう体を動かすかによって、将来の体作りが違ってきます。

単純に、スポーツをすると体力がつきますよね。勉強をする上で体力はとても重要になります。例えば年齢が上がれば上がる程、学校にいる時間も長くなり、さらに部活動、習い事、塾、そして家庭での学習。一日に沢山の事をこなしていかなければなりません。これをこなすには体力が必要なのは明らかですよね。疲れて眠くなってしまっては勉強は出来ませんし、無理やり進めても効率が悪くなるだけです。

そして、スポーツを通して、上手くいかない、負ける悔しさ、頑張った時に出る結果。自分はやれば出来るという自信。そんな経験をすることが出来ます。受験をする上で、もう嫌だ。遊びたい。逃げたい。と思う場面に遭遇する事もあると思います。そんな時にスポーツから得た忍耐力は役立つものとなるでしょう。

スポーツと学力の大切さを詳しく知りたい方はこちら

子どもの運動の大事さ。~ゴールデンエイジについて~

子どもの運動はなぜ大事なのかについて分かりやすく解説しています。
ゴールデンエイジって何の事?おススメの運動なども紹介!

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マイナスな言葉はNG プラス表現へ変換・短所には対応を

日々の何気ない声掛けも重要です。

「でもね」と「そうだね」の声掛けどちらのが日々使う方が多いですか?

子どもは奇想天外な事を言ったりやったりするものです。私たち大人から見れば、なんで?と思う事をやったりします。

そんな時、「でもね」ではなく、「そうだね」とまず肯定するようにして下さい。身近な人からの共感は子どもにとって安心感に繋がります。そして、注意するところがあればそのあとに注意する様にしましょう。共感をせず注意され続けると、子どもは自信をなくし、さらにやる気もなくしていまします。

そして、短所を無理やり直そうとせず短所には対応を。長所を伸ばしてあげましょう。

例えば、すぐに忘れものをする子だとします。そんな時は忘れてしまう事を直すのではなく、忘れてしまうのならその物を2つ、3つ用意すれば良いのです。この様のな対応は難しい、無理だと思う方もいるかも知れません。

しかし、子どもの自己肯定感、思考力、将来の為になる力を育てようと思うのであれば、短所には適切な対応をすることをお勧めします。

お料理などのお手伝い

サニー
料理のお手伝いには無限の可能性があるんだよ。

料理をすることは認知症の予防にも効果的と言われているほど、頭を使います。 献立を決め、材料を揃え、料理をする。全ての過程において考える力が必要です。初めは失敗するかもしれません。その失敗は学びとなり、次に成功したとき、やれば出来る自信にもつながります。

お箸や取り皿の用意だけでもいいのです。人数分のセットを出す事も考える力につながります。

そして何より、親子で一緒に台所に立った記憶は良い思い出にもなりますよね。

料理の他にもさまざまなお手伝いをしてもらい、親子の絆を深めながら考える力を育てていきましょう。

まとめ

  • 中身の充実した本棚を置き、親が楽しく読書している姿を見せる。
  • ほめ上手・聞き上手になり自信をつける。優しい声掛けで、好奇心を育てる。
  • 競争や勝負をし、勝ちたい気持ちから思考力を伸ばす。
  • 出来れば一つはスポーツして、体力・忍耐力をつける。
  • 長所を伸ばし、短所には対応をとる。
  • 料理などのお手伝いをしてもらう。

いかがでしたか? 頭のいい子の家庭での教育方法を紹介しました。勉強や習い事以外にも沢山やれることがありますよね。

幼少期に必要なのは厳しい受験を頑張れる土台作りなのかと思います。日々、机に向かって勉強をする時間もとても大切です。しかし、それを嫌々やっていては身に付きませんし、名門校に合格する事がゴールの様に考えてしまっては、その先の未来を輝かせる事は出来ません。

幼少期の親子の接し方で、子ども達の未来を変える事ができるならば、子ども達の為に私たちが出来る事をやってみましょう。

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