サッカー日本代表の長友佑都(ながとも ゆうと)選手が、最近メディアの前で「ブラボー」を連呼して話題になりましたね。
その「ブラボー」どういう意味なのでしょう。
ブラボーの意味
ブラボーとはイタリア語で、素晴らしい。見事。良い子。などといった意味です。劇場などで、拍手喝采をした時によく聞きますが、意味としては恐らく皆さんが思っている意味と同じです。
イタリア語で【Bravo】と書きます。
世界中の人が聞いたことがあるであろうこのブラボー。英語圏の人も使ったりしているのを聞いた事がありますよね。
意味は、普段使われている意味で合っているのですが使い方に少しポイントがあります。
イタリアに行ったり、イタリア人と接する時は「ブラボー」の使い方に注意してみましょう。
ブラボーの使い方
イタリア語は文法がとても難しい言語です。名詞や定冠詞、動詞の全てが主語によって変形したり、男性なのか、女性なのか、複数なのかにより変化します。
そして、単語や形容詞が基本的に、「男」「女」「男複数」「女複数」という形に変化します。
それは「ブラボー」でも同じこと。なので、ブラボーを使うとき、ブラボーも男・女・複数形と形を変えて使う必要があります。
Bravo(ブラーヴォ)
男性1人、に対して使います。子ども、大人関係なく男性1人の人を褒める時に使用。
Brava(ブラーヴァ)
女性1人、に対して使います。子ども大人関係なく女性1人の人を褒める時に使用。
Bravi(ブラーヴィ)
男女複数人、に対して使います。男性、女性の混合、もしくは男性のみの複数人を褒める時に使用。
Brave(ブラーヴェ)
女性複数人、に対して使います。男性は含まれない女性のみの複数人の時に使用。
ブラボーの言葉一つにこのような使い分けがあります。なので、劇場で歓声を上げる時に使う「ブラボー」はイタリア人にとっては、「ブラヴィ」になりますよね。実際にイタリア人は、劇場などの複数人を褒めたたえる時には、ブラボーではなく、「ブラヴィ」と言っているんですよ。
まとめ
一度は聞いた事があるブラボー、本場のイタリアでの使い方は少し複雑ですね。
ちなみにイタリア語は、他の名詞や形容詞もこのような使い方になるので他の言葉も調べてみても面白いと思います。
美味しいとう意味の「ボーノ」Buono は聞いた事がある方が多いのではないのでしょうか。
このボーノ、食べる物によってイタリア人は使い分けています。例えば「ピザ」は女性名詞です。なので、ピザを食べておいしい!と言う時は「ボーナBuona」といいます。そして日本でもお馴染みのスパゲッティは、男性複数系の名詞です。スパゲッティを食べておいしい時は、「ボーニBuoni」といいましょう。
日本人には慣れない言葉の変形、豆知識に知っていても面白いですね。
お子様にも、世界にはこんなに楽しい言葉があるんだ。と世界に興味を持つきっかけになればと思います。
こちらもCHECK!
イタリアの睡眠事情
お昼寝文化のある国イタリア。
イタリア人の睡眠事情を解説していきます。続きを見る
こちらもおススメ!
頭のいい子の家庭では、どんな教育をしているのか
頭のいい子は家の中でどのような教育を受けて育ったのでしょう。いくつかのポイントをご紹介します。
続きを見る