私たち人間は食べ物を食べなければ生きてゆけません。
近年では食べ物にあふれ、豊かな生活が出来る反面、食品ロスの問題や食べ物を粗末にする問題などが増えてきています。
私たち大人は、子ども達にどうすれば食べ物の大切さを教える事が出来るのでしょうか。
目次
命をいただいている事を知ってもらう
「食べる事は命をいただく事」です。お肉や魚、植物だって生きています。
私たち人間は、それらの命をいただいて生きている。という事を知ってもらう必要があります。実際に牧場などに足を運んでみるのもいいかもしれません。ご自宅でも、命の大切さを伝える絵本などを読んであげる事も一つの方法です。
おすすめの絵本
「いのちをいただく」 命をいただいている大切さを学べます。
料理を一緒にしてみる
料理を一緒に作ることも学びとなります。
魚なら頭付きのものを、目の前でさばいている所を見てもらいましょう。
もし出来たら魚釣りをして、自分で釣った魚を料理して食べてみる事もおススメです。
少し前までは水の中で泳いでいたお魚を食べる。命をいただいているのだと知ってもらうことが出来ますね。
大切な事は、美味しく食べる事です。 美味しく幸せな気持ちも命あるからこそです。
家庭菜園をしてみる
都心などに住んでいると畑などもあまり見る機会がないかもしれません。
家庭菜園なら、簡単に野菜が育つ過程を見る事ができます。今ではホームセンターに行けば土が入った袋のまま野菜を育てる事が出来るキットなども販売しています。本格的な家庭菜園でなくとも、手軽に挑戦することが出来ますので、家庭菜園に抵抗のある方も試してみてはいかがでしょう。植物を育てるうちにお子様も植物に愛着がうまれると思います。頑張って育てた野菜を食べる。これもまた、命をいただく事の学びとなります。
まとめ
小さなお子様にとって、食べる事は命をいただく事。それを理解してもらうのは少し難しいかもしれません。
しかし、普段スーパーで「切り身」として売っているお肉やお魚は、実は生きている生き物だという事。お野菜も一生懸命に育てないと育たないという事。そんな小さな当たり前のことから知ってもらう。そして、その経験と知識は子ども達の将来に繋がっていくと思います。
大人が言葉で「食べ物は粗末にしてはいけない。」と伝えるよりも、実際に経験させる。それが命に感謝する気持ちを自然に芽生えさせる方法だと思います。