泣く男の子

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子どもの副腎疲労

発達障害かと心配するお母さん

他の子と違う、発達障害かな?と思ってもお子様の「その行動」発達障害が原因じゃないかも知れません!

ASD、ADHDの特徴には当てはまらないけれど、うちの子は他の子と比べて落ち着きがなくて育てにくい。

そんな事思ったことはありますか? それはもしかしたら副腎疲労が原因かも知れません。

現代には様々なストレスがあります。副腎疲労になると、疲れやすくやる気がでなかったりという症状が出ます。これは大人だけの問題ではなく、現代では子ども達も副腎疲労の子が増えてきています。

副腎とは?

副腎の場所

副腎とは、腎臓の上にある臓器です。腎臓の仲間ではなく、ホルモンを生産・分泌する器官です。

副腎が分泌するホルモンの中で最も重要なホルモンは「コルチゾール」というストレスホルモンです。コルチゾールは様々な炎症を抑え、ストレスにも対抗してくれる重要なホルモンです。現代の私たちの、過労・睡眠不足・有害化学物質・感染症・アレルギー・食品添加物などのストレスに対抗するべ常に頑張っていてくれている器官です。

そう、副腎が常に頑張らないといけない環境にある現代の私たちの生活で、私たちの副腎は疲れきっているかもしれません。

副腎疲労の主な症状

副腎疲労になっても、これだ!という病気の様な症状が出るわけではありません。

慢性疲労感、何に対してもやる気が出ない鬱の様な症状、動機・過呼吸、不眠症、生理前症候群の悪化、アレルギー症状の悪化などです。

一見すると、うつ病の症状やコロナ感染による後遺症の症状とよく似ています。または、やる気がないだけ、怠け者などのレッテルを貼られてしまう様な症状です。

しかし、これらの症状は副腎疲労が原因で起こりうるのです。上記で紹介した症状は大人による症状ですが、子どもも副腎疲労になった時同じような症状に見まわれます。しかし、子どもは大人の様に我慢したり、言葉で上手く不快な気持ちを伝えられません。

ですから、子どもが副腎疲労になると、いう事を聞かない育てにくい子。または、発達障害を疑われてしまう問題児。の様に見られてしまう事もあると思います。しかし、育てにくい子なのではなく体の不調・不快な気持ちを行動で出しているだけなのかも知れません。

サニー
育てにくさを感じたら副腎疲労を疑うことも視野に入れてみよう。

副腎疲労の原因

副腎は上記でも説明したように、ホルモンを分泌し様々な炎症やストレスから私たちの体を守ってくれています。

現代人は常にストレスにさらされています。それは、習い事や勉強に忙しい子ども達も同じことです。ストレスを感じると、ストレスに対抗すべく副腎からストレスホルモンが分泌されます。ストレスが多ければ多いほど、副腎は常に働かなければいけません。そして、化学物質や食品添加物に触れない日はないというほど、私たちの身近には体を炎症させる原因物質であふれています。

体に炎症が起きれば、炎症を鎮めるため副腎からホルモンが分泌され副腎は休むことなく働き続けます。この様に、現代の私たちのライフスタイルや食生活が原因で副腎疲労を引き起こします。

泣く子どもとストレスを感じるお母さん

副腎疲労かな?と思ったらやってみたい事

副腎疲労を疑ったら、上記で説明した原因を取り除くことが重要です。

ストレスをなくす事が出来たら一番良いのですが、ストレスをなくす方法があるのならすでに実施しているのではないのでしょうか。もちろん、日常生活の中でストレスを軽減する事が出来れば副腎を休める事が出来ます。

サニー
ここでは副腎疲労のもう一つの原因「体の炎症」に注目してみよう。

カゼインとグルテンを控える

まず、副腎疲労かなと思ったら食事療法をしてみて下さい。

特に、体の炎症を引き起こすと言われている乳製品・小麦粉の摂取を控えましょう。

乳製品に含まれるカゼインという物質は、体の炎症を引き起こすと言われています。また、小麦粉に含まれているグルテンもカゼインと同様に小腸の粘膜を傷つけ炎症を引き起こすと言われています。まずは、日々の食生活を見直してみて下さい。パンやパスタなどを多く摂取していませんか? バターやチーズなどの乳製品を多く食べていませんか? カゼインとグルテンを全くとらない生活は難しいと思います。しかし、朝食をパンよりご飯、牛乳やヨーグルトは豆乳や豆乳ヨーグルトに代えてみるみる。など日々の生活で出来る事は多いです。

もし出来れば、カゼイン・グルテンを全く取らない生活をためしに3週間続けてみる事をお勧めします。

カゼインとグルテンは食物アレルギー引き起こす原因物質でもあるんだ。
サニー

炭水化物・糖分の過剰摂取をやめる

炭水化物や糖分の多いお菓子などを摂取すると、血糖値が急激に上昇します。 そして、その後急降下します。

この血糖値の乱高下は、疲れた副腎には大きな負担になり、副腎をさらに疲れさせる原因になります。

特になんだか怠い、やる気が出ないときは普段の生活を見直してみましょう。炭水化物中心の食生活を送っていませんか? お子様のおやつは菓子パンなどの炭水化物ばかりではありませんか? 炭水化物は美味しいですし、簡単にお腹を満たしてくれますが、過剰摂取は控えましょう。

食品添加物に注意する

私たちの日々の生活の中で、食品添加物を摂取しない日はないというほど、まわりには食品添加物であふれています。学校給食にも食品添加物は多く使われているので、まったく摂取しないという事は不可能です。しかし、食品添加物の摂取を少なくすることは可能だと思います。

例えば、ファーストフードを控え手作りのご飯を食べる。ポテトチップスよりは添加物の少ないおせんべいを選ぶ。フルーツジュースよりは季節の果物を食べる。ソーセージやハムより加工していないお肉を食べる。などです。

食品添加物などの化学物質は副腎の負担になります。日々注意する事が大事でしょう。

水分を多くとる

私たちは一日に多くの水分をとる必要があります。体重が10キロ~20キロの子どもでも少なくとも一日に1リットルの水分を取らなくてはいけません。もちろん、ジュースやスポーツドリンクなどではなく、水やお茶などの水分をとる必要があります。

副腎疲労を軽減させるために、体の毒素を少しでも排出する努力が大事です。それには必要な水分摂取はかかせません。

副腎がつかれているかチェックする

副腎が本当に疲れているのか、具体的にそれを調べるには医療機関に行きホルモン値を計ってもらう必要があります。

しかし、医療機関も副腎疲労に対応してくれるクリニックはそれほど多くはありません。ここで、自宅でもできるチェック方法をご紹介します。下記ユーチューブの動画で紹介していますので、気になる方はチェックしてみて下さい。

スマイル
実際に、私の息子のやる気のなさと癇癪がひどい時にこの方法でチェックした所、少し押しただけでも痛がりました!

その後、食事や水分摂取を意識して行ったら良くなりました!

まとめ

副腎疲労はストレス社会にある私たちの身近にあります。それは子ども達も同じです。

特にアレルギー体質の子は、常に体が炎症しています。炎症を治そうと副腎が常に頑張っていますので、副腎が疲労を起こしやすいかもしれません。

子どもの副腎疲労は怠け者や、いう事を聞かない子、育てにくい子などと思ってしまうような症状です。

「うちの子、多動症かしら。」「私の育て方が悪いのかも。」などと思う前に上記で紹介した食事療法を試してみて下さい。

副腎疲労が酷くなると、不登校などになる子もいます。そうなる前に、私たちに出来る事をやってみましょう。

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